- 2020/11/19 掲載
19日の日経平均は続落、米株安とコロナ感染者増で
日経平均<.N225>
終値 25634.34 -93.80
寄り付き 25628.73
安値/高値 25,474.94─25,650.86
TOPIX<.TOPX>
終値 1726.41 +5.76
寄り付き 1716.21
安値/高値 1,710.47─1,726.41
東証出来高(万株) 136824
東証売買代金(億円) 28636.16
東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株式市場が下落したことに加え、国内で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向であることが重しとなり、日経平均は朝方から軟調な展開となった。後場では東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が初の500人を超える見込みだと複数のメディアが伝えたことで下げ幅を拡大し、一時253円20銭安となった。ただ、その後は押し目買いが入り下げ幅を縮小。日経平均は終日安値圏での一進一退の値動きとなった。
TOPIXは反発し0.33%高で取引を終了。東証33業種では、その他製品、陸運業、卸売業などの20業種は値上がり。半面、鉄鋼、非鉄金属、鉱業などの13業種は値下がりとなった。
東京都は19日、この日都内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は534人だったと発表。前日の493人を上回り、2日連続で過去最多となった。都は新型コロナ感染状況のレベルを4段階のうち最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げた。共同通信などによると、北海道(240人以上、うち札幌200人前後)、兵庫県(129人)などでも過去最多の新規感染を記録したとみられる。
市場では「新型コロナウイルスの感染者の増加はマイナスではあるが、株価は意外と底堅い。日本では厳格な経済活動の制限がかけられていないことや、主要先進国のなかでも内需が順調に回復していることが背景にあるのではないか。加えて、ここ半年間のデータの蓄積で、経済活動はある程度予測可能となったこともあり、3月のような大暴落にはならないという市場のコンセンサスも支えとなっているようだ」(第一生命経済研究所の主任エコノミスト、藤代宏一氏)との声が聞かれた。
個別銘柄では、シャープ<6753.T>が4日続伸し7.77%高。日経平均の構成銘柄に採用されることが材料視された。日本経済新聞社は18日、日経平均株価<.N225>の構成銘柄からNTTドコモ<9437.T>を除外し、シャープ<6753.T>を採用すると発表した。12月2日に入れ替える。
東証1部の騰落数は、値上がり827銘柄に対し、値下がりが1238銘柄、変わらずが111銘柄だった。
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