- 2020/11/19 掲載
キヤノンITS、セキュアなテレワーク環境を実現する「クラウドVDI」を提供開始
新型コロナウイルス感染症対策の一環として、多くの企業が働き方改革を推進しています。中でも、テレワークを活用した働き方は、事業継続性の観点からも積極的な推進と定着化がますます必要になっています。しかしながら、テレワークには利用端末の紛失や通信経路上での盗聴・なりすましなどによる情報漏えいの懸念もあり、高度なセキュリティ環境を確保することが急務です。
このような状況下で、端末のセキュリティ確保を目的に、オフィスと同じPC環境を利用できる仮想デスクトップ基盤(Virtual Desktop Infrastructure、以下 VDI)に移行する企業が増加しています。柔軟な対応が可能である一方、初期設定や運用管理などIT部門の業務負荷の拡大といった課題が挙げられており、VPNやモバイル回線を用いた社内環境へのアクセスでは、アクセス集中による通信遅延や機器の能力限界に達するなどの事態が発生しています。
キヤノンITSは、このような課題に対応するべく、AWSが提供するクラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」とNTT東日本の「おまかせクラウド VDI」を利用し、毎月定額で利用できる「クラウド VDI」を提供開始します。
本サービスは、クライアントのOS・データ・アプリケーションをクラウド上のサーバーに集約して管理することで、情報漏えいリスクを低減できるクラウド型VDIです。また、利用端末毎に実施していたバージョンアップやパッチ適用などの管理作業を削減、VDIの台数やCPU、メモリ、ハードディスク量などの設定変更も、必要な分を必要な時に設定することができます。さらに、AWSの潤沢なリソースを利用したクラウド型VDIとすることで、アクセス集中時の能力限界などのボトルネックを解消することが可能です。安価な初期費用から利用でき、設定作業や運用管理などの手間を煩わせることなく、キヤノンITSがトータルでサポートします。
キヤノンITSは、2015年よりAWSパートナーネットワーク(APN)のコンサルティングパートナーとして、AWSが提供する各種サービスを活用したシステム構築とお客さまの運用負荷を軽減するためのAWS関連サービスの提供を行ってきました。
今後、「クラウド VDI」は、キヤノンマーケティングジャパングループが取り扱っている商材と連携してセキュリティ機能を強化し、さらにセキュアなテレワーク環境の提供を図り、2022年までに導入社数100社を目指します。また、システム構築における経験と実績、AWS技術者のスキルを生かし、大きく変化する市場環境において、クラウド活用によるお客さまの業務課題解決を支援し、クラウドサービス事業を拡大していきます。
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