- 2020/11/17 掲載
サウジアラムコがマーケティング開始、ドル建て債5トランシェ巡り
アラムコは2020年下期に配当375億ドルを支払うほか、石油化学大手サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)<2010.SE>の株式70%の取得に伴う691億ドルを手当てするため、資金を必要としている。
資料によると、アラムコが提示した当初プライスガイダンスは3年債が米国債プラス約140ベーシスポイント(bp)、5年債が同約155bp、10年債が同約175bp、30年債が同約205bp、50年債が同約230bp。
起債規模は明らかになっていないものの、大規模になるとみられている。アラムコは昨年、国際債券市場で初の起債を実施し、120億ドルを調達した。
ある銀行筋は「このような発行体が15億ドルあたりを下回るトランシェを発行することは通常ない」と述べた。
銀行側資料によると、シティ<C.N>、ゴールドマン・サックス<GS.N>、HSBC<HSBA.L>、JPモルガン<JPM.N>、モルガン・スタンレー<MS.N>、NCBキャピタル<1180.SE>がアクティブブックランナーとなった。
今回の起債にかかわるその他の銀行には、BNPパリバ<BNPP.PA>、BOCインターナショナル<601696.SS>、BofA証券<BAC.N>、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>、ファースト・アブダビ・バンク<FAB.AD>、みずほ<8411.T>、MUFG<8306.T>、SMBC日興<8316.T>、ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>が含まれている。
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