東京エレクトロンデバイス、「深紫外線LED水殺菌装置」の販売を開始

東京エレクトロン デバイス株式会社（横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之 以下、TED）は、日機装技研株式会社（本社:石川県白山市、代表取締役社長 松沢聡 以下、日機装技研）の「深紫外線LED水殺菌装置」の販売を、2020年11月17日より開始します。

URL: https://www.teldevice.co.jp/product/nikkiso/

■「深紫外線LED水殺菌装置」について

現在の水殺菌は、薬品処理や水銀ランプで深紫外線照射を行うのが一般的ですが、環境汚染をおよぼすことから規制強化がすすんでいます。また、水銀ランプによる深紫外線照射の場合、水銀ランプの熱で殺菌対象の水の温度が上昇するため用途が限定的であること、水温により深紫外線の強度が変動するため殺菌能力が一定でないなどの課題があります。

このような状況において、薬品や水銀ランプを使用せずに殺菌・不活性化ができる深紫外線LEDへの期待が高まっています。

「深紫外線LED水殺菌装置」は、深紫外線LEDを搭載した照射モジュールと、電源機能と照射制御機能を持つ駆動コントローラで構成された水殺菌装置です。

環境への負荷が少ない高出力な深紫外線LEDにより、毎時12立方メートルの流量に対応が可能で、水銀ランプと比べて小型化と低消費電力、長寿命を実現しています。照射モジュールは、深紫外線LEDの発熱を装置外部に放出して外部から熱影響も受けない構造にしたことで、水温の上昇を抑えて深紫外線の強度が一定に保てるようになります。深紫外線による殺菌処理が難しかった分野で導入が可能になり、ユーザーは環境汚染の不安なく水殺菌処理ができるようになります。