- 2020/11/16 掲載
午後3時のドル104円半ば、1週間ぶり安値
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後3時現在 104.58/60 1.1846/50 123.89/93
午前9時現在 104.66/68 1.1843/47 123.97/01
NY午後5時 104.62/65 1.1832/36 123.80/84
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点からやや円高の104円半ば。アジア株が広範に上昇、リスクオンムードの下でドル売りが強まった。円は対ドルこそ底堅い動きとなったものの、他通貨に対しては軟調だった。
週明けのドルは朝方の高値104円後半から、午後にかけてじり安。104.48円まで売られ、新型コロナワクチンの開発期待からドルが大きく買い上げられた9日以来の安値をつけた。
今月9日の取引でドルは103円前半から105円半ばまで、一気に2円超上昇。しかしその後1週間で、上げ幅の半分近くを失ったことになる。
リスクオンムードを支えたのは、引き続きワクチンの早期開発期待だが、この日は 日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など15カ国が、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定に署名したことに関心を寄せる声も出ていた。
「中国が参加する初めての巨大FTA(自由貿易協定)で、日本と韓国には特に大きな恩恵が期待できる。日本株が29年ぶり高値を更新したもの無関係ではないだろう」(外銀)という。
アジア市場ではNZドルの堅調ぶりが目立った。リスクオンムードが支えになったことに加え、ウエストパック銀行が0.75ドルまで上昇する可能性があるとするリポートをまとめたことが話題となった。
NZドルは朝方の0.68ドル半ばから後半へ上昇。対円でも71円半ばから72円台へ買われた。
(為替マーケットチーム)
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