- 2020/11/16 掲載
中国全国の新築住宅価格、10月は前月比+0.2% 伸び鈍化
中国の景気回復は続いているものの、大都市の一部で導入された不動産規制が響き、3月以来の低い伸びとなった。
前年比では4.3%上昇。9月は同4.6%上昇していた。
中国では新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウン(封鎖措置)の解除後、不動産市場が景気回復をけん引しており、住宅販売・投資もここ数カ月堅調に伸びている。
ただ、政策当局者は販売の急拡大を受け、下半期に入ってから従来より強硬な姿勢を打ち出しており、住宅ローンの急激な積み上がりを防ぐため、不動産開発業者と住宅購入者の金融取引への監視を強めている。
統計局によると、70都市のうち45都市で新築住宅価格が前月から上昇。価格が上昇した都市の数は9月の55から減少した。
アナリストは厳格な購入規制や価格制限は、コロナ流行下で繰り越された需要が依然強い大都市を中心に、当面は維持される可能性が高いと指摘する。
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