- 2020/11/13 掲載
近鉄、値上げ検討表明=コロナ禍、コスト削減と並行
近鉄グループホールディングス(HD)は12日、傘下の近畿日本鉄道で運賃引き上げを検討すると表明した。新型コロナウイルス感染拡大から主力の鉄道、ホテル事業が打撃を受け、同日発表した9月中間連結純損益は中間期として過去最大となる314億円の赤字(前年同期は210億円の黒字)に転落。年間約300億円に上るコスト削減と並行し、運賃改定を慎重に検討する。
安本幸泰副社長は記者会見で、「利益確保が難しくなった場合に備え、研究を始めた」と明らかにしたが、対象路線や値上げ時期・幅は未定と述べるにとどめた。収束後も旅客需要がコロナ前の水準に戻らない想定で検討を続ける。
【時事通信社】
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