- 2020/10/26 掲載
オプテックス、国内初の自動ドアデータプラットフォームを提供開始
日本国内の自動ドアの安全規格として制定されている「JIS A 4722」は、メーカーをはじめとする関係各社が自動ドアの安全対策として取り組むべき内容が明確化され、CAN 通信を用いた機器同士の相互監視を行うなど、これまで以上の安全対策が要求されています。
オプテックスでは、CAN 通信を用いた自動ドアシステムにIoT技術を組み合わせ、データを伝送するゲートウェイ、設定アプリ、各種データ保存サーバーで構成された自動ドアデータプラットフォームを開発しました。自動ドア本体やセンサーなどの接続機器の稼働状態、開閉回数などを取得し、リアルタイムに自動ドアの異常や故障を監視することができる国内初のデータサービスとなります。
当データプラットフォームを活用するサービスの第一弾として、自動ドア装置の販売、施工、保守メンテナンスを行うフルテック株式会社(以下「フルテック社」)と共同開発した、遠隔モニタリングシステムによる自動ドア保守契約サービスにご利用いただきます。各種自動ドアシステムから取得したデータを当社のサーバーを介しフルテック社のサーバーに送信、そのデータを活用して故障、予兆、保全対応を行います。
現在、自動ドアは継続的な維持管理のために、定期的に担当者が現場に出向き確認・点検を行っていますが、今回のシステムを導入することで、遠隔でリアルタイムに現場の状況が把握でき、効率的なメンテナンスを実現できるようになります。
「JIS A 4722」は、自動ドアを構成する要素の商品設計・製造から施工、自動ドアが安全を維持し稼働できているか運用管理者による保守点検に至る全行程が対象範囲となります。オプテックスとパートナーシップを確立しているフルテック社の両社の専門的知見を活かし、属人化していた監視・点検の暗黙知を形式知として可視化するデータ活用で、自動ドア保守サービス提供が可能となりました。
関連コンテンツ
PR
PR
PR