- 2020/10/26 掲載
島津製作所、キヤノンメディカルシステムズにPCR検査用の検体処理液を提供
Ampdirect技術は「生体試料に含まれるたんぱく質や多糖類などのPCR阻害物質の作用を抑制できるため、DNAやRNAを精製することなく、試料をPCRの反応液に直接添加できる」という島津製作所独自の試薬技術です。当社は4月20日に同技術を適用し、試料からのRNA精製工程を省き、検査時間を大幅に短縮した新型コロナウイルス検出試薬キット(研究用試薬)を発売し、9月28日からは体外診断用医薬品として販売してきました。
一方、キヤノンメディカルは、国立大学法人 長崎大学とともに開発した、遺伝子検出法のひとつである蛍光LAMP法による新型コロナウイルスRNA検出試薬「Genelyzer KIT」(研究用試薬)を等温増幅蛍光測定装置「Genelyzer Fシリーズ」とともに9月1日より販売してきました。このたびAmpdirect技術の一部である当社の検体処理液を適用することで、検査時間を約60分から約30分へと半減できました。
※1 Ampdirectは島津製作所の商標です。
※2 LAMP法:栄研化学株式会社が開発した核酸増幅法(Loop-Mediated Isothermal Amplification)
※3 Genelyzerはキヤノンメディカルシステムズの商標です。
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