- 2020/10/20 掲載
成長へM&A活用=建設業界「再編が必要」―大成建設社長
大成建設の相川善郎社長はインタビューに応じ、今後の成長に向け、機会があればM&A(合併・買収)の活用を積極的に検討する考えを示した。同社にない特徴を持つ企業を取り込むことで「より強みのある会社になれる」と強調した。また、建設業界については「会社が多過ぎる。業界再編が必要だ」とも指摘した。
足元では新型コロナウイルスの影響で事業環境が不透明なこともあり、新規投資は当面凍結する。ただ、コロナ後を見据え、M&Aの検討は継続する方針だ。
相川氏は「外部環境や景気動向に影響されず安定的に成長する会社を目指す」と強調。具体的には、継続的な需要が見込めるビル改修などのリニューアル事業や、プラント建設といったエンジニアリング事業に力を入れる考えを示した。
また、同社は10月1日付で社内に「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進委員会」を設置。相川氏は、同委員会を通じ、建設現場でのデジタル技術の活用に意欲を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える大成建設の相川善郎社長=東京都新宿区
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