スペイン経済相、第4四半期成長率の減速を予想

［マドリード　１９日　ロイター］ - スペインのカルビニョ経済相は１９日、第４・四半期の経済成長率について、自身が１３％と予想する第３・四半期を下回る可能性を示唆した。

スペインのラジオＲＮＥのインタビューで「第４・四半期の成長率が第３・四半期を下回ることは明らか」と述べ、第３・四半期は第２・四半期の過去最大の落ち込みからのリバウンド効果があったと指摘した。

スペインの第２・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は、前期比で約１８％減少した。新型コロナウイルスの感染拡大と３月中旬から６月下旬にかけてのロックダウン（都市封鎖）が打撃となった。

政府は、今年の成長率はマイナス１１．２％で、来年はプラス７．２％と予想している。経済相によると、来年始まる欧州連合（ＥＵ）の復興基金からの分配で、ＧＤＰの伸びは２％ポイント押し上げられる見込み。