- 2020/10/19 掲載
「新常態」支える技術披露=シーテック、20日オンライン開幕
最先端のデジタル技術が集まるアジア最大級の展示会「シーテック」が20日、開幕する。21回目の今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、初のオンライン開催となる。国内外から約360の企業・団体が出展。非接触、遠隔勤務などコロナ禍を機に変わり始めた生活様式や働き方のニューノーマル(新常態)を支える技術を披露する。
シャープは、オフィスや飲食店などで空間を仕切るパーテーションとして使える透明ディスプレーを展示する。文字や映像を表示できるのが特長。社会的距離を確保する間仕切りに新たな価値を加えようと、液晶技術を応用した。2021年の量産化を目指す。
富士通は、働き方改革の支援ツールのほか、理化学研究所と共同開発したスーパーコンピューター「富岳」の技術を紹介する。6年ぶりに出展する東芝は、日本企業として初めて事業化に踏み出す量子暗号通信の仕組みを説明する。
会期は23日まで。インターネット上の会場となる専用サイトで登録すると、無料で出展者の技術説明を視聴したり、チャットで企業の担当者に質問したりできる。
【時事通信社】 〔写真説明〕20日からオンラインで開催するデジタル技術の展示会「シーテック」の入場サイト 〔写真説明〕コロナ時代の新たなパーテーションとして開発した透明ディスプレー。文字や映像を表示できる(シャープ提供)
関連コンテンツ
PR
PR
PR