- 2020/10/19 掲載
第3四半期の中国GDP、前年比+4.9%に伸び加速 予想は下回る
[北京 19日 ロイター] - 中国国家統計局が19日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.9%増加した。伸び率は前期の3.2%から加速したが、ロイターがまとめたアナリスト予想の5.2%を下回った。
1─9月のGDPは前年同期比0.7%増だった。
第3・四半期GDPは前期比2.7%増と、市場予想の3.2%増を下回った。前期は11.5%増だった。
中国経済は新型コロナウイルス危機による第1・四半期の大幅な落ち込みから着実に回復し、世界経済の回復のけん引役として期待されているが、まだ課題に直面していることが示された。
統計局が同時に発表した9月の鉱工業生産は前年比6.9%増で、前月の5.6%増から伸びが加速。9月の小売売上高は前年比3.3%増で、前月の0.5%増から大きく伸びた。
また、1─9月の固定資産投資は前年同期比0.8%増と、1─8月の同0.3%減から持ち直した。
中国当局は新型コロナ危機を受け、経済と雇用の支援に向けて、歳出拡大、減税、貸出金利と銀行の預金準備率引き下げなど一連の対策を講じてきた。
国家統計局の劉愛華報道官は、記者会見で、一連の経済指標は中国経済が持続的回復局面にあることを示すと指摘し、年間の成長率に自信を抱く正当な理由があると述べた。
*内容を追加して再送します。
関連コンテンツ
PR
PR
PR