- 2020/10/15 掲載
百貨店4社、売上高激減=コロナ打撃、3社が営業赤字―8月中間
百貨店4社の2020年8月中間決算が15日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗の臨時休業で、売上高が前年同期比で3~5割の激減。営業損益では3社が大幅な赤字に転落。大丸松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングだけが2億円の黒字を確保した。
赤字額は、高島屋が102億円、そごう・西武が36億円、松屋が22億円。いずれも店舗の臨時休業や営業時間短縮が響いた。臨時休業中の人件費などコロナ関連の特別損失は、高島屋が103億円、松屋が16億円を計上した。
入国制限で訪日外国人消費はほぼ消滅し、各社とも大都市部での苦戦が鮮明となった。大丸心斎橋店や西武渋谷店など、売り上げが前年の半分以下に落ち込んだ大型店も目立った。東京都心に全2店舗を構える松屋も売上高が半減した。
【時事通信社】
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