- 2020/10/15 掲載
国際郵便4割値上げへ=ネット通販増、小口採算悪化―日本郵便
日本郵便は15日、小型の国際郵便物の料金を来年4月から平均約4割引き上げると発表した。米国向けは約6割の値上げ。インターネット通販の拡大に伴う国際的な小口配達の採算悪化が理由で、100グラムの航空便の場合、アジア向けは現在の190円から350円、米国向けが240円から750円となる。国際郵便の料金改定は1996年3月以来25年ぶり。
値上げされるのは3辺の合計が90センチ以内で重さ2キロまでの「小型包装物」。採算悪化を背景に各国が配達手数料を引き上げており、航空便で100グラムを超える場合の新料金は、アジア向けが450~2250円(現行260~2150円)、米国向けは880~3220円(同330~2760円)となる。
米国を除くアジア、欧州、南米、アフリカ向けなどは、おおむね500グラムまでと1.7キロ超が値上げされ、500グラム超~1.7キロまでは値下げとなる。手紙やはがきの料金は据え置く。
【時事通信社】
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