- 2020/10/15 掲載
8月中間、コロナで94億円の赤字=通期見通しも過去最悪―松竹
松竹が15日発表した2020年8月中間連結純損益は94億円の赤字(前年同期は20億円の黒字)に転落した。赤字は中間決算では過去最大。新型コロナウイルスの感染拡大で映画館や劇場が休業し、売上高が前年同期比6割減に落ち込んだことが響いた。初めて開示した21年2月期の通期見通しも、純損益は過去最悪の175億円の赤字(前期は24億円の黒字)とした。
主力の映像関連事業は、3~5月に映画館が休業。6月の営業再開後も席数制限で苦戦した。集客が見込める洋画作品の配給が滞り、客足の戻りは鈍かった。演劇事業も3月以降、劇場が軒並み休業し、公演は8月に再開した歌舞伎座の1公演のみだった。休業中の人件費や家賃などコロナ関連で特別損失約50億円を計上した。
【時事通信社】
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