- 2020/10/15 掲載
補償枠組み、決済業者と整備=不正出金の対策指針―全銀協会長
全国銀行協会の三毛兼承会長(三菱UFJ銀行頭取)は15日の記者会見で、電子決済サービスを通じた預金の不正引き出しを受けて策定中のガイドライン(指針)で、サービスを提供する際は被害者への補償や返金の枠組みを銀行と決済事業者で事前に整えるよう求める考えを明らかにした。指針について「可能な限り早く策定する」と述べた。
三毛会長は、スマートフォンなどによる決済サービス全体の安全・安心を確保するためには、本人認証などの強化に加え、「異常取引検知の仕組みや被害が発生した場合の補償を含めた全体の枠組みが機能することが重要だ」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する全国銀行協会の三毛兼承会長=15日午後、東京都千代田区
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