- 2020/10/15 掲載
連合、21年春闘もベア要求=医療従事者らの処遇改善必要
連合の神津里季生会長は15日の定例記者会見で、2021年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)を要求する方針を示した。ベア要求は8年連続。新型コロナウイルス感染拡大で企業業績が悪化する中でも、賃金の底上げにつながるベアは不可欠と判断した。ただ、具体的な水準は経済・社会情勢を見極める必要があるとして見送った。
連合は同日、傘下の労働組合が要求を策定する際の基準となる基本構想を公表。この中では、賃上げの必要性について「社会機能を支える(医療従事者などの)エッセンシャルワーカーらの処遇が必ずしもその働きの価値に見合った水準となっていない」と指摘した。
連合はベアの水準を来月5日の中央討論集会などで議論し、12月1日の中央委員会で闘争方針として正式決定する。
【時事通信社】
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