- 2020/10/15 掲載
豪ヴァージンCEOが辞任、後任はジェットスター前トップ
ヴァージンは米プライベートエクイティ(PE)のベイン・キャピタルへの売却が決まっており、CEO交代は、来月にも見込まれる売却完了後すぐに実施する。
事情に詳しい関係者によると、フルサービスキャリアの維持を志向するスカラー氏は、「ハイブリッド」戦略によって利用者を増やしたいベイン側と対立していたという。
ヴァージンの労組は、スカラー氏の考えを支持しており、ベイン傘下で低価格路線に転向するのではないかと懸念を強めている。新CEOにとって、労組との関係が課題になりそうだ。
管財人であるデロイトのボーガン・ストローブリッジ氏は、ハードリカ氏がCEOに就いても、ヴァージンが格安航空会社になることはないと、ベイン側と改めて確認したと強調。「ヴァージン・オーストラリアは『ハイブリッド』航空会社となる。素晴らしいサービスを競争力のある価格で提供、あらゆる層の顧客にアピールする」などと説明した。
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