- 2020/10/15 掲載
ドル下落、コロナ対策巡る財務長官発言受け下げ渋り=NY市場
朝方発表された9月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.4%上昇と、市場予想の0.2%上昇を上回ったことを受け、ドルは序盤に下げ幅を拡大した。
しかし、ムニューシン米財務長官が追加コロナ経済対策案について、来月3日の米大統領選までの合意に懐疑的な見方を示したこと受け、ドルは下げ渋った。
FXストリート・ドット・コムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサニ氏は「ドルはコロナ経済対策のニュースに揺れる展開となっている」と述べた。
終盤の取引で、ドル指数<=USD>は0.197%安。前日はコロナ経済対策への期待がしぼむ中、安全資産としてのドル買いが優勢となっていた。
ポンド/ドル
ユーロ/ドル
8月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇、前年比では7.2%低下となり、市場予想通り前月比伸び率は急速に鈍化した。
また、欧州にコロナ感染第2波が広がる中、フランスをはじめとする欧州各国ではコロナ制限の強化が相次いでいる。
ドル/円 NY終値 105.15/105.18
始値 105.42
高値 105.42
安値 105.05
ユーロ/ドル NY終値 1.1746/1.1748
始値 1.1732
高値 1.1770
安値 1.1735
PR
PR
PR