- 2020/10/13 掲載
貸株業務の収入が低迷、株高でヘッジファンドの空売り減少
調査会社データレンドによると、9月30日までの1年間の貸株事業収入は前年比15%減少。7-9月の同収入は18億ドルと、過去4年間で最低だった。
地域別では、アジアと米国の収入減少が目立つ。
K2アセット・マネジメントのリサーチ部門責任者は「中央銀行からの潤沢な流動性供給で、空売りのポジションを維持することが難しいマクロ環境となっている」と述べた。
米資産運用会社ブラックロック
アーガス・リサーチの金融サービス調査担当ディレクターは「ブラックロックなどは、証券貸与事業の収入低迷が痛手となる公算が大きい」と指摘。同事業の収入が取引手数料を下げる原資になっているとの見方を示した。
ブラックロックはコメントを控えている。
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