- 2020/10/09 掲載
銀行は資本バッファーを活用し融資継続を=ベイリー英中銀総裁
ベイリー氏はオンラインイベントで、資本バッファーは現在のような状況のために活用するためにあるというのが銀行への重要なメッセージだと強調。「不安になるのは理解できるが、金融危機などの経験を踏まえて自己資本比率を引き下げると表明するのが勇敢な人物だ」と述べた。
「われわれはストレステスト(健全性審査)を通じてこれが現実的で賢明な政策であることを証明する必要がある」と主張した。
ベイリー氏は現在の新型コロナ危機について、10年前の金融危機を受けて導入された自己資本規制の強化などの改革に対する「初めての大きな試練」と指摘した。
こうした改革は期待通りの成果を上げたとしながらも、英中銀が今夏に行ったより迅速で的を絞った形での資本バッファーに対するストレステストのような一段と「機敏な手段」が必要なことも今回の危機で明らかになったと述べた。
欧州連合(EU)欧州委員会で金融サービス部門を統括するショーン・ベリガン氏はコロナ禍を乗り切る上で、銀行は金融危機時よりもははるかに有利な状況にあるとの見方を示した。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
PR
PR
PR