- 2020/10/09 掲載
英経済のリスクはかなり下向き、策は尽きていない=英中銀総裁
欧州委員会主催のオンラインセミナーで述べた。
第3・四半期の英国内総生産(GDP)は、おそらく新型コロナウイルス流行前の水準を7─10%下回ったとして、2週間前と同様の見方を示した。
20%超の落ち込みだった水準からは改善したが、一部のセクターは依然規制で業績が低迷し、回復は非常にまだらな状態となっている。
ベイリー総裁は、最近の新型コロナウイルス感染拡大に触れ、「現時点で不透明感がかつてないほど強い。リスクはかなり下向きだ」と述べた。
12月31日の期限前に欧州連合(EU)との通商協議で合意する見通しについて尋ねられると、経済が引き続き開かれた状態であることは必須と強調。「誰も保護貿易主義で得をしない」と述べた。
EU離脱後の移行は容易ではなく、「新型コロナ感染症がなければもっと簡単だっただろう」 と指摘した。
総裁はまた、英経済の支援措置は尽きておらず、今後必要になれば積極的に手を打つと強調した。
「すでにやってきたことだが、対策を積極的、アグレッシブに活用しなければならない」と述べた。
また「われわれの政策ツールは決して尽きていない。感染第2波、第3波に対し対策を適切かつ強力に活用する」と強調した。
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