- 2020/10/09 掲載
ANAが希望退職を労組に提案、冬の一時金もゼロ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅客需要が低迷し、経営が悪化する中、コストを削減する。
広報担当者が7日、ロイターに明らかにした。「これから真摯(しんし)に労組と議論していく」としている。
すでに実施された夏の一時金カット分を含めると、年収の約3割近い減額になる見込み。
組合に属さない管理職も冬の一時金をゼロとする。4月から減額している管理職の給与と役員報酬も、11月からカット幅を拡大する。
キャリアアップができるよう、無給で最大2年間休職できる制度も創設する。
ANAホールディングスは新型コロナで需要が落ち込み、4─6月期決算が1088億円の最終赤字(前年同期は114億円の黒字)に転落した。全日空の4ー7月の旅客数は国内線が前年同期比86.1%減、国際線は96.3%減と大幅なマイナスが続いている。
*内容を追加しました。
(白木真紀)
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