- 2020/10/05 掲載
午後3時のドルは105円半ば、トランプ氏回復期待で円反落
ドル/円
午後3時現在 105.56/58 1.1732/36 123.86/90
午前9時現在 105.50/52 1.1717/21 123.65/69
NY午後5時 105.33/36 1.1713/17 123.39/43
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の105円半ば。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が早ければきょうにも退院できるとの発表を受けて、円が幅広く売られた。
ドルは早朝取引で一気に105.61円まで上昇。その後も底堅い動きが続いた。トランプ氏の医師団が5日、大統領の容体は回復しており、早ければ同日中にもホワイトハウスに戻れる可能性があると述べたことが手掛かりとなった。
円は感染が判明した後の上昇を反転させる形となり、他通貨に対しても軒並み下落。豪ドルは75円後半と、急落前の水準へ早くも値を戻した。
しかし市場では、トランプ氏の職務執行能力の低下や、大統領選に向けた選挙活動が制約される可能性などを懸念する声が出ている。「選挙活動がある程度制約される」(国内エコノミスト)ことが、支持層にどのような影響を及ぼすかも注目点になるという。
また、きょうの円安の一因として、NEC<6701.T>がスイス大手金融ソフトウエア企業アバロクを約2360億円で買収すると発表したことを挙げる声もあった。
(為替マーケットチーム)
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