- 2020/10/02 掲載
ニトリHD、3―8月期営業利益は45%増 巣ごもり需要とらえる
売上高は同12.7%増の3624億円だった。緊急事態宣言の解除後、全店舗の営業を再開し売上高が伸びた。巣ごもり需要のほか、梅雨明け後の気温上昇の影響で季節寝具・寝装品の売り上げも好調に推移した。外出自粛要請の影響でEC事業も伸長した。
純利益は同35.1%増の497億円だった。通販の発送件数増加で発送配達費や業務委託費が増加したものの、緊急事態宣言の影響を踏まえた店舗の臨時休業や営業時間の短縮などで賃借料や広告宣伝費の割合が減少。新システムの方針変更でソフトウエアなど無形資産で67億円の減損損失を計上したが、大幅増益を確保した。
2021年2月期の業績予想は9月25日に上方修正を発表していた。売上高予想は6535億円から7026億円に、営業利益予想は同じく1122億円から1341億円に、純利益予想は757億円から853億円に、それぞれ引き上げた。
(平田紀之)
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