- 2020/09/25 掲載
日立物流、SGHDとの経営統合の協議停止 自社株買い実施へ
資本業務提携の変更に伴い、資本効率の向上などを目的に日立物流は、SGHDが保有する同社株式の一部を、自己株式立会外買付取引により取得する。
取得する株式は発行済株式総数の24.8%に当たる2767万5000株、988億円(上限)。日立物流の主要株主であるSGHDは日立物流株式の一部を売却する意向を示しており、主要株主の異動が生じる可能性があるという。
一方、日立物流は、佐川急便(SGHD傘下)株式の全てをSGHDに譲渡する。この譲渡により、2021年3月期単体決算において特別利益として関係会社株式売却益 206億円を計上する予定。
両社は2016年3月に資本業務提携契約を締結したが、新型コロナウイルス感染症の拡大などを受け、持続的な成長を見据えた今後の方針について協議を重ねた結果、「協業活動をベースとした事業面のさらなる強化を図りながらも、それぞれ独自に成長戦略を推進することが企業価値の最大化に寄与するとの結論に達した」という。
(田中志保 編集 橋本浩)
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