- 2020/08/04 掲載
アジア株式市場サマリー(3日)
深セン総合指数<.SZSC>は2.6%高。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数<.CNT>も2.6%高となった。
中国衛星導航系統管理弁公室が独自の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」のための半導体、モジュール、基盤、ターミナル、オペレーションサービス全てをカバーする完全な産業チェーンを確立する計画を示したことがハイテク株に追い風となった。[nL4N2F51CP]
上海証取の新興企業向け市場で科創板50指数<.STAR50>は7.26%高と7月23日の算出開始以来最大の上げ幅となった。CSI防衛関連株指数<.CSI931066>は7.60%高。
香港株式市場は下落。世界的にセンチメントが弱気になっているほか、 英金融大手HSBCホールディングス
HSBCの香港上場株は4.43%安で引けた。一時は5.72%安の32.95香港ドルまで下落、2009年3月以来の安値を付けた。
ソウル株式市場は、ほぼ横ばいで引けた。米国での景気対策案への期待が後退し、新型コロナウイルスの感染者数が世界的に急増していることで、国内の経済指標をめぐる楽観的な見方が弱まった。
メドウズ米大統領首席補佐官は2日、コロナ感染拡大で打撃を受けた米国民への救済措置となる次の景気対策案が早期合意できるとは楽観していないと話した。
1日に公表された韓国の7月の輸出は前年同月比7%減で、マイナス幅は4カ月ぶりの低水準となり回復の兆しをみせた。[nL4N2F40H8][nL4N2F515L]
米電気自動車(EV)大手テスラにバッテリーを供給しているLG化学<051910.KS>は14.4%急伸し、過去最高値を付けた。EV向けバッテリーの需要が高まるとの見通しが背景。
外国人投資家は2687億ウォン(約2億2521万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場はほぼ横ばいで引けた。ビクトリア州での新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業措置を受け、早期景気回復への期待が後退すると懸念された。
オーストラリアのこれまでで最も厳しい移動規制措置の一環で、州都メルボルンでは夜間の外出規制が導入されたことを受け、投資家心理が冷え込んだ。ニューサウスウェールズ州や南オーストラリア州も警戒を強めている。
マーカストゥデー・フィナンシャルのシニアアナリスト、ヘンリー・ジェニングス氏は「投資家は休業による不良債権の負担を見直しており、結果として国内業務を中心とする銀行や消費関連株が下落した」と話した。
金融株指数<.AXFJ>は2%超安。4大銀行は最大4.1%安となった。
消費関連株のうち、ウェスファーマーズ
一方、ヘルスケア関連株<.AXHJ>は2%超高。CSL
鉱業株指数<.AXMM>も上昇。リオ・ティント
産金株指数<.AXGD>は2.21%高。金相場が過去最高値を付けたことが支援した。コロナ感染者数の増加に伴い景気低迷が懸念され、安全資産とされる金の需要が高まった。
エネルギー株指数<.AXEJ>も上昇。ビバ・エネルギー・グループ
(リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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