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[東京 3日 ロイター] - スズキ<7269.T>が3日発表した2020年4―6月期連結決算は、純利益が前年同期比95.6%減の17億円(前年同期は405億円)だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主力市場のインドを中心に四輪販売が急減した。2021年3月期通期の連結業績予想については、インドで新型コロナ感染が拡大しており現時点で見通しを合理的に算出することが困難であるとし、引き続き未定とした。
4―6月期の営業利益は前年比97.9%減の12億円の(前年同期は626億円)、売上高は前年同期比53.1%減の4252億円(前年同期は9075億円)だった。
7月末に発表したスズキ傘下のインド大手自動車メーカー、マルチ・スズキ・インディア
の4―6月期決算は、純損益が24億9000万ルピー(3330万ドル)の赤字(前年同期は143億6000万ルピーの黒字)だった。四半期として2003年の上場以来、初の最終赤字となった。
インドではコロナ感染拡大を防ぐため、3月下旬から2カ月余りにわたりロックダウン(都市封鎖)を実施。マルチによると、ロックダウンにより供給網が滞り、ほとんど生産も販売もできなかった。
(白木真紀)
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