- 2020/08/03 掲載
香港との相互取引利用した外国人の7月中国債買越額が過去最高
中国外貨取引センター(CFETS)と香港証券取引所の合弁企業、債券通有限公司(ボンドコネクト)が31日公表したデータによると、7月の外国人買越額は755億元(108億3000万ドル)だった。売買総額は4469億元で、前月比5.9%増加したが、過去最高だった3月の4782億元には及ばなかった。
リフィニティブのデータから、中国と米国の10年国債利回り差は7月中に一時257ベーシスポイント(bp)超に拡大したことが分かる。米連邦準備理事会(FRB)は早期の景気回復が期待できずに、積極的な緩和を実施せざるを得ない一方、中国は新型コロナウイルス危機から着実に経済が持ち直しており、人民銀行(中央銀行)が金融リスクや投機抑制に軸足を置く政策運営ができるという両国の違いが、こうした利回り差に表れている、と市場関係者は指摘している。
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