- 2020/08/03 掲載
イタリア第2四半期GDPは前期比-12.4%、「過去に例のない」縮小
前年比では17.3%減だった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は前期比15.0%減、前年比18.7%減だった。
統計局は、第1・四半期について、前期比5.4%減、前年比5.5%減に下方改定した。改定前は前期比5.3%減、前年比5.4%減だった。
イタリアは欧州の中でも特に新型コロナの感染拡大が深刻で、政府は感染防止策として3月9日にロックダウンを実施した。ロックダウンは5月4日から段階的に緩和されているが、経済活動はなお低迷している。
政府の今年の成長率予想はマイナス8%だが、グアルティエーリ経済・財務相は予想の下方修正を迫られるとの見通しを示している。イタリア中銀の予想はマイナス9.5%。欧州委員会の予想はマイナス11.2%と欧州連合(EU)加盟27カ国の中で最も深刻な景気縮小が予想されている。
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