- 2020/08/03 掲載
ユーロ圏、第2四半期は過去最大のマイナス成長 インフレは加速
第2・四半期のGDPは前期比12.1%減。現行方式で統計を取り始めた1995年以来、最大の減少となった。市場予想は12.0%減、第1・四半期は3.6%減だった。
域内では、これまでのところスペインの落ち込みが最も大きく前期比18.5%減。フランスが同13.8%減、ドイツは同10.1%減といずれも記録的なマイナスとなっている。
一方、インフレは加速傾向にある。7月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比0.4%上昇。上昇率は5月(0.1%上昇)、6月(0.3%上昇)と加速している。エコノミスト予想は0.2%上昇だった。
食品・エネルギーを除いたいわゆるコア指数も、前年比1.3%上昇と前月(1.1%上昇)から加速。
さらにアルコール・たばこを除外した指数も0.8%から1.2%に上昇が加速した。
品目別では、工業製品が1.7%上昇(前月は0.2%上昇)、食品・アルコール・たばこが2.0%上昇(前月は3.2%上昇)、エネルギー価格は8.3%下落(前月は9.3%下落)だった。
PR
PR
PR