- 2020/07/30 掲載
コマツ、21年3月期の営業益予想は前年比54%減
5月18日に20年3月期決算短信を公表した時点では新型コロナウイルス感染の影響を合理的に算定するのが困難として、通期の業績予想を未定としていた。会社予想はリフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均値2031億円を下回っている。
21年3月期の売上高予想は前年比15.4%減の2兆0680億円、純利益予想は同56.4%減の670億円とした。年間配当予想は1株あたり36円で、前期実績の94円から減額する計画。
建機・車両部門については、日本、北米、欧州の伝統市場が第3・四半期から、それ以外の戦略市場が第4・四半期から、需要が回復基調に入ることを想定している。中国は、本年2月の春節(旧正月)後の販売シーズンの後ろ倒しやインフラ投資などの景気下支え策により、需要は堅調に推移するとみている。
機械稼働管理システム「コムトラックス」から得られる車両稼働状況は回復基調で、部品・サービスの需要については本体需要よりも早く回復することを見込むという。
同日発表した4─6月期の連結営業利益は前年同期比64.0%減の269億円だった。会社予想に対する進捗率は23.4%となっている。
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