- 2020/07/16 掲載
韓国中銀、政策金利据え置き 住宅価格高騰でかじ取り困難に
ロイター調査のアナリスト30人全員が据え置きを予想していた。
中銀は5月に25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定、現在の緩和サイクルで4回目の利下げとなった。
新型コロナウイルス対策としては3月以降、計75bpの利下げを実施。政府と協力し、打撃を受ける企業に流動性を供給してきたが、債務の増大や不動産価格の高止まりに懸念を示している。
一連の抑制策にもかかわらず、ソウルのアパート価格は高騰しており、政策当局者は難しいかじ取りを余儀なくされている。
スタンダード・チャータード銀行(韓国)の調査責任者は、韓国経済は第2・四半期に最も厳しいショックを受けたと指摘。「これまでの利下げで潤沢な流動性が供給される中、住宅価格が上昇し続けており、追加利下げはなさそうだ」と述べた。
インフレや雇用の伸びが抑制されるとみられることから、2020年末時点の見通しについて回答したアナリスト24人全員が、政策金利は年末まで0.50%に据え置かれると予想した。
*内容を追加しました。
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