• 2020/07/16 掲載

市場機能は改善、さらなる悪化に警戒=NY連銀幹部

ロイター

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[15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀幹部のローリー・ローガン氏は15日、新型コロナウイルス懸念で主要市場が不安定化した3月中旬以降、金融市場は改善しているが、さらなる悪化の場合に行動する準備ができていると述べた。

米連邦準備理事会(FRB)の債券ポートフォリオ管理や金利政策実施などを担う「システム・オープン・マーケット・アカウント(SOMA)」の責任者でもあるローガン氏は業界団体のオンラインイベントで、FRBによる国債と住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れについて、規模とスピードで「他に例がない」もので、1000億ドルを超える日もあったと述べた。

その上で「市場の流動性指標は一様に改善しており、現在では最悪の水準を大きく下回っているが、一部では年初に比べ逼迫状態にある」と語った。

ローガン氏によると、FRBのバランスシートは3月中旬以降に2兆6000万ドル分増加したが、国債とMBSの買い入れがその大半を占めた。買い入れの目的は金利引き下げではなく市場機能の改善であるため、これまでの債券購入プログラムとは異なると説明した。

FRBのバランスシートはここ数週間で減少し、レポファシリティーの利用は過去10カ月で初めてゼロになった。

ローガン氏は、バランスシート減少は健全な市場の兆候であり、減少については「著しい進展」と評価した。

市場はほぼ安定しているが、ニューヨーク連銀は月に約800億ドルの国債と約400億ドルのMBSの購入を継続することで、市場機能の維持に努めていると指摘。「市場機能の悪化の兆候に警戒し、必要に応じて柔軟に業務を調整していく」と述べた。

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