- 2020/07/14 掲載
豪企業景況感指数、6月はマイナス7に改善 信頼感もプラス圏に回復
経済活動の再開に伴い企業景況感が回復し、金融危機時の低水準から大幅に上昇、長期平均のプラス6に近づいた。
信頼感指数もプラス1と、5月のマイナス20、4月のマイナス46から改善した。
売上高の指数はマイナス19からマイナス7に、収益性の指数はマイナス19からマイナス8に、雇用指数はマイナス31からマイナス11に、それぞれ上昇した。
NABグループのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「企業信頼感はここ3カ月の記録的低水準から大幅上昇し、プラス圏に改善した」と述べた上で、景況感指数は引き続きマイナス圏にあり、長期平均を下回っており、完全な回復がまだ先になることを示していると指摘した。
鉱山と小売り部門が回復を主導しているが、サービス部門は新型コロナ感染予防のためのソーシャルディスタンス措置や海外からの観光客不在で引き続き低迷している。
オスター氏は、直近の調査は新型コロナの感染拡大を受けてビクトリア州でロックダウン(都市封鎖)が再導入される前に行われたため、次回の企業の景況感・信頼感調査にどのような影響が出るかを注視すると説明した。
PR
PR
PR