- 2020/07/08 掲載
銀行は不良債権増加に直面、コロナ危機の次局面で=FSB議長
ワシントンで開催されたイベントで「投資適格債とハイイールド債の信用スプレッドは縮小しており、市場は秩序ある形で機能し、経済への信用供与は維持されている」と指摘。一方で「需要が減少し、一部の債務者が破綻することにより、次局面での不良債権の増加は避けられない」と語った。
また、総金融資産に占める銀行資産の割合は2008年の46%から18年には39%に低下しており、FSBは金融セクターの変化に対応する必要があると言及。「ノンバンクが市場シェアを広げるにつれ、リスクは銀行システム外に広がっている」とし、「このセクターに適用すべき枠組みについて学ぶ余地があるかもしれない」とした。
さらに、FSBは新型コロナ禍で矢面に立ったマネー・マーケット・ファンド(MMF)に関する規則を評価するとした。
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