ＪＰＸ、今期の営業益8.5％減を予想　自社株買い発表

Kentaro Okasaka

［東京　２８日　ロイター］ - 日本取引所グループ（ＪＰＸ）は２８日、２０２６年３月期通期の連結営業利益が前期比８．５％減の８２５億円になりそうだと発表した。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト４人の予想平均９０４億円を下回った。株券などの一日平均売買代金を同１２．３％減の５兆円と見込む一方、営業費用は増加し、営業収益が同０．８％減となる見通し。

２５年３月期通期の営業利益は同３．１％増の９０１億円だった。株券取引などの増加で取引関連収益が伸びた。指数ライセンス収?などで情報関連収益も増加した。

ＪＰＸは同日、発行済み株式総数の３．８％に当たる４０００万株・２００億円を上限とする自社株買いを行うと発表した。取得期間は３０日から１０月２８日。