ジャフコＧが後場急伸、一時23％超高　配当引き上げなどを好感

［東京　２３日　ロイター］ - 東京株式市場でベンチャーキャピタル大手のジャフコ　グループが後場に急伸し、一時２３．２％高の２５２０円まで上昇、年初来高値を更新した。同社はお昼休み中に配当予想の引き上げなどを公表し、好感する買いが先行している。午後１時０７分現在は１８％超高で推移し、プライム市場の値上がり率トップとなっている。

同社が２３日に発表した２０２５年３月期の連結営業利益は、前年比５３．１％増の１２５億円となった。２６年３月期の業績予想は合理的な予想は困難だとして発表していないが、年間配当は２５年３月期の８８円から大幅に引き上げ１３３円を予想している。

配当方針を見直し、株主資本配当率（ＤＯＥ）６％か配当性向５０％のいずれか大きい金額に拡充する。最大５０億円の自社株取得も決めた。

同社は同日、投資パフォーマンスに優位性があり、今後もマーケットの拡大が予想される国内投資に集中することを決定したことも発表した。米国・アジアで運用するファンドに今後は出資せず、海外子会社を譲渡する。