シマノ、25年12月期の純利益予想を下方修正　アジア通貨高響く

Kentaro Okasaka

［東京　２３日　ロイター］ - シマノは２３日、２０２５年１２月期通期の連結純利益予想を従来の７１０億円から６３８億円（前年比１６．４％減）に下方修正すると発表した。第１・四半期（２５年１－３月）にドル安の進行に伴うアジア通貨高の影響から営業外費用が発生したことを織り込んだ。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト９人のコンセンサス予想７０４億円を下回った。売上高と営業利益予想は据え置いた。

第１・四半期は自転車部品の市場在庫が高めの水準で推移。釣り具は販売が弱含みで推移したが、市場在庫の調整が進展した。

シマノは同日、発行済み株式の１．５８％に当たる１４１万株を５月１日に消却することも発表した。４月１－２３日に６３万株の自社株を１３１億６５５８万円で取得したという。