- 2025/04/23 掲載
米中の現状、持続可能でない 貿易摩擦緩和見込む=財務長官
David Lawder Nupur Anand
[ワシントン 22日 ロイター] - ベッセント米財務長官は22日、米中貿易摩擦が緩和されると確信していると述べた。ただ、将来行われる見通しの中国との交渉は「長期戦」になるとの見方を示した。
JPモルガン主催の会議で非公開で行われた投資家向けプレゼンテーションでの発言を、関係筋が明らかにした。
ベッセント長官は、米国が中国製品に145%、中国が米製品に125%の関税を課す現状について、米中いずれも持続可能とは考えていないとし、「非常に近い将来」に緊張緩和が起こり、市場に安心をもたらすだろうと述べた。
その上で、トランプ政権の目標は、世界の2大経済大国の「デカップリング(経済の切り離し)」ではなく、中国の消費拡大と米製造業の復権という「大きく美しい再均衡」と指摘。ただ、中国がその方向に進む準備が整っているかは不明と述べたという。
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