- 2025/04/10 掲載
マグニフィセント7、時価総額1.5兆ドル回復 相互関税一部停止で
[9日 ロイター] - 9日の米株市場で、過去数日に売り込まれていたマグニフィセントセブン(超大型ハイテク7銘柄)が急反発し、時価総額1兆5000億ドル超を回復した。トランプ大統領が相互関税の一部を90日間停止すると発表したことを受け、売り圧力が和らいだ。
マグニフィセントセブンの時価総額は昨年終盤のピークから3兆4000億ドル減少し、このうち約2兆ドルはトランプ氏が相互関税を発表した先週以降に消失していた。
ランニング・ポイント・キャピタルのマイケル・シュルマン最高投資責任者(CIO)は、関税の一時停止を受けて 貿易摩擦で保留にされていた可能性のある企業の人工知能(AI)関連の拡張計画が進むことに期待を示した。その上で、見通しは依然として不透明だと指摘した。
エヌビディア、アップル、テスラ、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム各社の株価は9.68─22.69%上昇し、ナスダック総合を12%超高に押し上げた。
アルファベットは9日、データセンターの能力増強に向け今年約750億ドルを投じると改めて表明した。
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