- 2025/04/10 掲載
高インフレと成長鈍化の同時リスクで見解ほぼ一致=FOMC3月議事要旨
[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が9日公表した3月18─19日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米経済は高インフレと成長鈍化が同時に起こるリスクに直面しているとの見解でほぼ一致していたことが分かった。
議事要旨によると「参加者は経済見通しを巡る不確実性が高まったとの見解を示し、ほぼ全員がインフレリスクは上振れ、雇用リスクは下振れに傾いているとの見方を示した」ほか、一部の参加者が「インフレが一段と持続的であることが判明し、成長と雇用の見通しが弱まった場合、FOMCは困難なトレードオフに直面する可能性がある」と指摘した。
FRBは同FOMCでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定。FRB当局者は年内2回の利下げ見通しを維持したものの、パウエルFRB議長は政策変更を「急いでいない」とし、トランプ政権の一連の政策が明確となるまで待つ姿勢を鮮明にした。
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