Kentaro Okasaka

［東京　１３日　ロイター］ - レゾナック・ホールディングスは１３日、２０２５年１２月期（国際会計基準）の連結営業利益が４９０億円になるとの見通しを発表した。半導体需要を背景に、コア成長事業である半導体・電子材料への積極的な設備投資を続けるとしている。

２４年１２月期通期の日本基準での営業利益は７８７億円で、ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１２人のコンセンサス予想の平均値７９０億円とほぼ同じだった。２５年１２月期の連結業績予想は国際会計基準を新たに採用したため、前期からの増減率は公表していない。

２４年１２月期に関しては黒鉛電極事業で経営環境が著しく悪化し、事業の収益性が低下。回収可能価額が帳簿価額を下回る資産について、マレーシアで１２３億円、長野県大町で９５億円の減損損失を特別損失として計上した。