• 2025/02/13 掲載

ノボノルディスクの糖尿病薬、アルコール使用障害改善に一定効果

ロイター

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Nancy Lapid

[12日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクの糖尿病薬「オゼンピック」が小規模な臨床試験で、アルコール使用障害の改善に一定の効果を示した。研究者らが12日付の精神科専門紙「JAMAサイカイアトリー」に掲載した結果報告で明らかになった。

中等度のアルコール使用障害を持つ48人が参加した9週間の試験で、被験者に週1回オゼンピックないしプラセボ(偽薬)を投与した。

試験に先立ち、被験者は快適な環境で2時間にわたり好みのアルコールを飲む飲酒会に招かれた。

試験終了後の飲酒会で、オゼンピックを投与された参加者は1回目の飲酒会よりも有意にアルコール摂取量が少なかった一方、プラセボ投与群ではそうした傾向は見られなかった。

オゼンピックは1週間のアルコールへの欲求を有意に減少させたが、飲酒日数の減少については両群の間に有意差はなかった。また1日当たりの飲酒量は試験中の全日数で平均すると、両群で同程度に減った。

しかし飲酒した日に限った飲酒量は、オゼンピック投与群で減少幅が大きかった。また長期的には、大量に飲酒する日(女性は4杯以上、男性は5杯以上)の減少はオゼンピック投与群でより大きかった。

研究を率いた米ノースカロライナ大学医学部のクララ・クライン氏は声明で、この結果は、オゼンピックとノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」の主成分であるセマグルチドや類似の医薬品に、アルコール使用障害治療にとってまだ満たされていないニーズを満たす可能性があることを示唆するとの見方を示した。

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