- 2025/01/07 掲載
USスチール買収「決して諦めない」=日鉄会長、勝訴に自信―中止命令の米大統領ら提訴で
日本製鉄の橋本英二会長兼最高経営責任者(CEO)は7日午前、東京都の本社で記者会見し、米鉄鋼大手USスチール買収計画の中止を命じたバイデン米大統領らを提訴したことについて「(バイデン氏の)違法な政治的介入で大統領決定に至った。勝訴のチャンスはある」と自信を示した。その上で、買収に関しては「決して諦めない。諦める理由もない」と述べ、実現を目指す考えを強調した。
橋本氏は、今回の買収が「日本と米国にとって極めて有益。国家安全保障の強化に資するものだ」と主張。代替案は「一切頭にない」と述べた。買収が不成立となれば、日鉄はUSスチールに5億6500万ドル(約890億円)の違約金を支払う義務が生じる可能性もあるが、「現時点で日鉄とUSスチールは一枚岩であり、それが続く限り(合併)契約は切れない」と説明し、当面は発生しないとの認識を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕USスチール買収中止命令に対する提訴について記者会見する日本製鉄の橋本英二会長兼最高経営責任者=7日午前、東京都千代田区
PR
PR
PR