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- 2025/01/06 掲載
2025年も超重要「フィンテック10大トレンド」、DXやAI、BaaSはどうなる?
FINOLABコラム
超高齢化社会の到来:「2025年問題」
2022年から団塊世代が75歳に到達し始め、2025年には75歳以上の後期高齢者が国民の5人に1人となることが予想されている。高齢者の増加により、年金・医療・ 介護のニーズが高まるのとともに、人手不足が深刻化することは必至と言われている。こうした社会変化は、金融ビジネスにとっても顧客層の変化とともに、雇用確保の面からも大きな影響があると予想される。
DXの出遅れ:「2025年の崖」
経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」の中で初めて使用された言葉で、日本国内の企業が市場で勝ち抜くためにはDXを推進するが必要あり、DXを推進しなければ業務効率・競争力の低下は避けられないとしている。競争力が低下した場合の想定として、2025年から年間で約12兆円もの経済損失が発生すると予測されており、これを「2025年の崖」と表現している。
電子証明書の大量更新:「マイナンバーの2025年問題」
2024年12月には新規の健康保険証発行が停止され、マイナンバーカードの利用に切り替わる。一方で、更新期間10年のマイナンバーカードに搭載されている電子証明書の期限が5年であるために2025年にトラブルが発生することが予想されている。
これは、マイナポイントが2020年から実施されたことによってマイナンバーを取得した多数の電子証明書が次々と5年の更新期限を迎えるためで、2025年だけで2700万人以上が対象となることが予想されている。
マイナンバーカードを保険証として利用するためには電子証明書が有効であることが必要であり、更新に気付かない人が保険証を使えないといった多くの問題が発生されることが懸念される。
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