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決済デバイスが「カード」から「スマホアプリ」に変化
同社は「組込型金融(Embedded Finance)」に取り組んでいる。金融機関が非金融事業者に金融サービスを提供するという観点では「BaaS(Banking as a Service)」というビジネスモデルの文脈で語られることも多い。
「当社では、Embedded Financeは『古くて新しいもの』と受け止めています。消費者へのアプローチ手法という観点では、強い顧客接点を持つ企業とのアライアンスにより発行する『提携カード』と同様であると捉えています。新しくなったこととしては、決済デバイスが『カード』から『スマホアプリ』に変化したことです」(市川氏)
決済デバイスの変化は、カード会社と提携企業の関係性を変えるともいえる。これまでは「カード領域対応」という言葉も存在し、特に2000年代前半にはクレジットカードや銀行キャッシュカードのICカード化が進む過程で、ICチップの領域貸与という議論や整理がなされていた。
市川氏は「これからは提携形態によって企業がカード会社に『スマホアプリ領域を貸与する』といった整理も想定している」とし、同社が何を目的として組込型金融に取り組むのかを解説する。
この記事の続き >>
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・なぜ組込型金融のベースがプリペイドなのか
・「バリューの入口と出口をネットワーク化」するとは?
・汎用性の高い決済ネットワークの条件
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