- 2024/12/06 掲載
独VW労組、9日に2回目のスト実施 労使交渉に向け圧力強化
ストを主導する独最大の産業別労組IGメタルは、全国9カ所の拠点で「警告」ストライキとして従業員が4時間作業を停止すると述べた。第1回目のストライキの2倍の時間となり、工場閉鎖や人員削減を巡る次回労使交渉が予定されている9日に実施する。
VWは、経済的安定性と雇用の確保のバランスが取れた実行可能な長期的解決策を生み出すため、経営陣と従業員代表は対話を続けていると説明した。
VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は4日、急速に変化する環境の中で必要な決断だと自身の決定を擁護し、経営陣は「空想の世界」では経営できないと述べた。
一方、IGメタルの交渉担当者であるトルステン・グローガー氏は5日、同CEOが従業員にクリスマスを願う一方で、VWの取締役会は従業員への解雇通知をクリスマスツリーの下に置こうとしていると批判。「12月9日に取り組みを強化し、交渉の場で会社への圧力を強める」と述べた。
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