- 2024/10/01 掲載
午前の日経平均は反発、500円超高も戻り鈍い 国政など不透明感
日経平均は312円高でスタート。その後も上げ幅を拡大し、702円高の3万8621円94銭まで上昇した。前日大幅安となった主力株に買い戻しが入ったほか、防衛関連株が軒並み大幅高となった。
一方、前日は1900円超値下がりしており、市場では戻りの鈍さを指摘する声も少なくない。10月27日に衆議院の総選挙が行われる見通しで、市場では「経験則的に選挙は買いだが、今回の選挙を巡っては自民党が議席数を減らす可能性もあり、不透明感が漂う。株式市場に対してももう少し石破氏のメッセージが欲しいところ」(アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長)との声があった。
イスラエル軍がレバノンに限定的な地上作戦を開始したと伝わったことも上値を重くしているとの見方もあった。
東証株価指数(TOPIX)は1.23%高の2678.40ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆1006億5800万円だった。東証33業種では、機械、証券・商品先物取引、卸売、電気機器など27業種が値上がり、空運、陸運など6業種が値下がりした。
主力株では、東京エレクトロン、アドバンテストが2─3%超高、TDKが5%超高。ソフトバンクグループ、リクルートホールディングスも2%超高でしっかりだった。ファーストリテイリングは1%超高、トヨタ自動車は小幅高たっだ。
このほか、三井E&S、東京計器、川崎重工業、三菱重工業など防衛関連が7─10%超高で、東証プライム市場の値上がり率上位を占めた。
半面、小田急電鉄、ニトリホールディングスはさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1126銘柄(68%)、値下がりは463銘柄(28%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。
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